捨てる牛乳パックが大変身!実用的な卓上引き出し収納の作り方
家庭で日々消費される牛乳パックは、実は様々なアップサイクル作品に生まれ変わる優れた素材です。今回は、ご家庭にある牛乳パックを使い、散らかりがちな小物をすっきりと整理できる実用的な卓上引き出し収納の作り方をご紹介します。特別な道具や複雑な工程は必要ありません。手軽に作れて、日々の暮らしに役立つアイテムを、楽しみながら作ってみませんか。資源の有効活用にも繋がり、環境に優しい取り組みを無理なく実践できます。
必要な材料と道具
この卓上引き出し収納を作るために必要な材料と道具は、どれもご家庭にあるものや、手軽に手に入るものばかりです。
材料
- 牛乳パック(1リットルサイズ):4〜6個(引き出しの数や外枠のサイズによります)
- お好みの布または包装紙:牛乳パック全体を覆える程度の量
- 厚紙または段ボールの切れ端:引き出しの仕切りや取っ手用
- 木工用ボンドまたは布用ボンド
- 両面テープ
道具
- ハサミ
- カッターナイフ
- 定規
- 鉛筆
- 洗濯バサミまたはクリップ(接着時の仮止め用)
安全に関する注意点: カッターナイフを使用する際は、必ずカッターマットを敷き、指を切らないよう十分に注意して作業を進めてください。お子様と一緒に作業される場合は、保護者の方がカッターの使用を指導、または代わりに作業してください。
作り方
1. 牛乳パックの準備
- 牛乳パックをきれいに洗い、完全に乾かします。開口部をハサミで切り落とし、平らに開きます。
- 外枠用と引き出し用に、それぞれのパックの底面を残して、必要な高さにカットします。
- 外枠用: 完成させたい引き出し収納全体の高さに合わせ、牛乳パックの側面をカットします。例えば、引き出しを2段重ねる場合は、引き出し1つ分の高さの約2倍の高さでカットします。
- 引き出し用: 外枠に収まるよう、外枠の高さより少し低めにカットします。引き出しの奥行きも調整し、外枠からはみ出さないように注意します。
2. 外枠と引き出しの成形
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外枠:
- 外枠用の牛乳パックを、収納したい引き出しの数に合わせて組み合わせます。例えば、横に2列、縦に2段の収納を作る場合、牛乳パックの側面を開き、必要な形に組み合わせてボンドで接着します。強度が心配な場合は、内側に厚紙を貼って補強します。
- 外側から布や包装紙を貼り付け、全体を覆います。端はきれいに内側に折り込み、ボンドでしっかりと接着します。洗濯バサミなどで仮止めして乾かすと、よりきれいに仕上がります。
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引き出し:
- 引き出し用の牛乳パックを、外枠にぴったり収まるサイズに調整してカットします。外枠の内寸より、縦横ともに数ミリ小さめにするとスムーズに出し入れできます。
- 引き出しの外側と内側、両方に布や包装紙を貼り付けます。内側も貼ることで、見た目が美しくなり、強度も増します。
- 取っ手を作ります。厚紙を長方形にカットし、お好みの布で包んでボンドで接着します。これを引き出しの前面中央に両面テープとボンドでしっかりと取り付けます。
3. 組み立てと仕上げ
- 全てのパーツが乾いたら、引き出しを外枠に差し込んで完成です。
- 引き出しの中にも、厚紙を使って仕切りを設けることで、より細かく整理整頓ができます。仕切りはボンドで固定してください。
- 収納する物のサイズに合わせて、引き出しの高さや奥行きを調整したり、引き出しの数を変えたりすることで、様々なバリエーションの収納を作ることが可能です。
活用方法
完成した卓上引き出し収納は、ご家庭の様々な場所で活躍します。
- デスク周り: 文房具(ペン、ハサミ、クリップ)、付箋、充電ケーブルなど、細々としたものの整理に便利です。
- リビング: リモコン、眼鏡、薬、爪切りなど、よく使うけれど散らかりやすいアイテムの定位置として活用できます。
- ドレッサー: アクセサリー、化粧品サンプル、ヘアピンなどの小物収納に最適です。
- キッチン: コーヒーフィルター、ティーバッグ、個包装の調味料など、乾物をまとめるのにも役立ちます。ただし、直接水に触れる場所での使用は避けることが望ましいです。
まとめ
牛乳パックから生まれた卓上引き出し収納は、家庭の不用品が実用的で美しいアイテムに変わる喜びを教えてくれます。このアップサイクルを通して、資源を大切にする気持ちや、ものづくりの楽しさを感じていただけましたら幸いです。
今回の引き出し収納のアイデアを応用すれば、古着のハギレやその他の空き容器など、様々な不用品が新たな価値を持つかもしれません。ぜひ、ご自身の創造性を刺激し、家庭の不用品に新たな命を吹き込むアップサイクルに挑戦してみてください。手作りの温かみが、日々の暮らしをより豊かに彩ってくれることでしょう。